おひさしぶりです。暗くしておりました。どこにも救いのないノンフィクションの本を読んで、ずいぶんとがっかりした気分だったのです。
でもまぁなんとか持ち直しました。そんなことも含めて最近のできごとをサクサクと。
19日には京都芸術センターで山岡徳貴子さん作・演出の『着座するコブ』を観ました。生活の中に生まれた歪みが交差し、破裂するような感覚には、感心しきり。
ただ、観終わった直後、それがあまりに良質だったせいか、わたしが今いるのが全然ちがうところだということを強烈に思い知らされました。わたしがやりたいことはそこにはなかったのです。しつこく言いますが、もし作品がつまらなかったら、そのつまらないところばかりが気になって、こういう考えも起こらなかったと思うのです。そういった意味で、出会えてよかった作品です。
前述の本の内容(このときは読み終えていませんでした)や、この自分の立ち位置に関してのことでモヤモヤして、全然しなくてもいい3件のはしご酒をひとりで敢行(行ってみたかったお店を、1件で1杯+一品のペース)。途中のとあるお店で、店員の女の子に「燗を」と言ったら、「えーっ、日本酒は熱いのと冷たいのがございますが」と返されて???となりつつ、「熱いのを」と注文したら、徳利をさわれないほどのチンチンに熱くなったのを出されました。いわゆる「飛び燗」でしょうか。また、モヤモヤしました。
そして、話は飛んで昨日(4/26)。まず阪神尼崎駅へ。早めに着いたので商店街をウロウロ。なんでしょう、あの雰囲気。人間本来の生活がそこにありました。誰も浮かれていない。誰も無理していない。
午後2時から、駅前の公園でギリヤーク尼崎さんの舞踏公演がありました。もうかなりのお年なので、「大丈夫かな」と毎年心配しているのですが、観終わると、毎年「来年も観よう」と思います。ギリヤークさんが公演後、「尼崎の泥臭いところが好き」と、わたしが先ほど感じていたことを端的におっしゃってました。ギリヤークさんの舞踏を観るといつも、自分になにができているのかと自問し、ややへこみ、しかしながら、いまできることの精一杯をやるしかないという結論に達し、元気になります。
午後6時から、仏団観音びらきの峰U子さんの結婚披露パーティーに行きました。彼女のバイタリティーに魅せられて集うメンツがくだらないわけがなく、まあなんともにぎやかな宴でした。ショーとして立派に成立していましたね。すばらしい。
個人的には、そのむかし、dracomの作品『Green』でデビューした音楽ユニットMY! の復活に注目していました。出番が宴の中盤で、しかもそれまではほのぼの系の出し物が続いていたので不安だったのですが、その出来はたいへんすばらしいもので、ひょっとすると以前よりもよくなっているかも。これは歳月を経て、彼らが40代くらいになったら大ブレイクするような気がするので、活動の継続を切に願います。
手前味噌になりますが、MY!のメンバーであり、dracomのメンバーでもある村山くんのMCには嫉妬しました。「さっきからほんとうにおめでとうございます」こういうセリフが書けるようになったら一人前だなぁ。
光市母子殺害事件のこととか、聖火リレーのことなどで、やはり気分は暗くなりますが、ギリヤークさんの祈りの舞踏と友人の祝宴への参加で、多少のことではへこたれなくなったと思います。